パソコンのスキル不足がバレた

私はよく人に、コミュニケーション能力があると言われます。自分ではあまり自覚はないのですが、相手の話をなるべく広げるような会話を自然と心がけているところはあるかもしれません。その傾向は仕事の面接の時にも出ているようで、あれこれ話をしてしまい、無意識のうちにも話を大げさに伝えたり、話を盛ってしまっているところがあるようです。

以前、ある会社の面接でパソコンのスキルの話題になりました。私は当時、家でも毎日パソコン操作を行っていたので、それを少し大げさに伝えたところ、自分はパソコンが得意というような印象を相手に与えていたようでした。

仕事の内容もホームページの管理だったので、パソコンスキルがある程度高い人が欲しかったようで、そこで採用が決まりました。しかし、実際の私はパソコンのいろはは、専門的に学んだことはなく、仕事や家で、見よう見まねで覚えたものだけでした。なので、専門用語や仕組みもわからないまま適当にパソコン操作をやっているような状態でした。そのような私が実際に業務に就いてからが大変でした。

そこの会社はかなり小さいところで、他にパソコンを得意とする人が一人しかいなく、その人も営業でほとんど出ていて、パソコンを教えてもらえる状態ではありませんでした。

私が想像以上にパソコンスキルがないことは、入社後、すぐにバレてしまったようです。しかし、ただ一人のパソコンが得意な人に聞いても、いつも自分で解決しろ、という返答でした。しかもかなりパワハラタイプの上司だったので、あまり関わりたくはなく、結局パソコンの問題は全て自分で解決していかなくてはいけなくなりました。

パソコン操作には必ずヘルプのようなものが付いています。今までは誰かに聞いて解決していたことも、今ではそれができなくなったため、ヘルプを活用するようになりました。

そこに書いてある専門用語がわからなければ調べて、解決していきました。パソコンに関しては、今までは自分で問題解決をするのが非常に苦手でしたが、やむおえず苦し紛れで、行っていったことが結局後々になって、いろいろな場面で役に立ちました。

パソコンの進化は早く、次から次へと新しいものが登場しています。新しい用語や専門用語など、わからないものだらけですが、目の前の問題を解決していかないと先に進めません。

特にビジネスの場面では納期などがあり、時間制限のある中で、これをこなしていかなくてはなりません。このプレッシャーのかかる中で、わからないなりに自分で解決していく力がこの職場でかなり付いたような気がします。

大きな会社では全ての業務が細分化されていますし、問題点は誰かに聞けば教えてくれることも多いです。しかし、小さな会社では、それぞれの担当が一人しかいなく、しかもいろいろな業務を兼任していることもあり、自分の担当の仕事は誰もわからないと言うことも少なくありません。

この会社での仕事は非常に辛いものがあり、入社してからもかなり後悔しました。会社が小さい分、自分のミスが会社の社運に関わることも少なくはなかったからです。

結局、私が担当している業務が終了になり、それと同時に退職をしました。今思い出しても、かなり大変な仕事でしたが、わからない中でもがき続け、その中でなんとか問題を解決していった自分の大きな成長を感じることはできました。

パソコンは奥が深くて、今でも難しく、きっとどこまでいっても難しいものだろうと思います。しかし、一人でパソコンの難問解決に挑んでいった大変な経験があったからこそ、目の前に問題があってもなんとか解決していこうと、また解決していけるという妙な自信のようなものが身に付いたような気がしています。